京都大学グローバルCOEプログラム 光・電子理工学の教育研究拠点形成
 
イベント・催し

G-COEセミナー
"TOF−ERDAによる軽元素分析法の開発"
"鉄白金薄膜磁石の性能向上と耐放射線試験"

日時:2011/11/22 14:00〜16:10

場所:桂キャンパス A1棟1階 光・電子理工学教育研究センター会議室(A1-116)

 

 

タイトル:TOF−ERDAによる軽元素分析法の開発
講師:安田啓介博士(若狭湾エネルギー研究センター)
アブストラクト: 弾性反跳粒子検出(ERDA)法は水素などの軽元素分析に広く用いられるイオンビーム分析法の一つである。我々は、複数元素の同時測定が可能で深さ分解能にも優れたTOF-ERDA法の開発を行っている。この方法では粒子のエネルギーとともにその速度を測定し、速度とエネルギーの関係から粒子弁別を行う。水素から酸素程度までの元素を同位体レベルで分離して測定することができ、深さ分解能は6nm程度である。本講演ではTOF-ERDA測定システムの開発と性能評価試験の結果、軽元素定量分析への課題等について述べる。

タイトル:鉄白金薄膜磁石の性能向上と耐放射線試験
講師:石神龍哉博士(若狭湾エネルギー研究センター)
アブストラクト: 鉄白金系永久磁石は鍛造が可能で精密加工でき、耐食性に優れることから高級な永久磁石として知られているが、磁石としての性能は希土類系にやや劣る。本研究ではイオン注入法を用いた鉄白金薄膜磁石の磁気特性向上試験を行った。窒素イオンを注入後、真空中および水素ガス中で加熱することで保磁力が増加した。これは、加熱により窒素が抜けることで形成された空孔を介して原子の拡散が促進され結晶性が向上したためと考えられる。また、イオン照射による磁気特性劣化試験を行った結果、希土類系の一つであるネオジム鉄ボロン磁石とは異なり、結晶構造の乱れが劣化の原因となることが分かった。
 
 

担当:龍頭啓充


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